はじめに|洗顔の重要性を知っていますか?
「肌をきれいにしたい」と思ったとき、スキンケアにこだわる人は多いですが、
実はその第一歩は洗顔にあります。
毎日の習慣になっているからこそ、自己流でやっていると、知らず知らずのうちに肌へ負担をかけてしまっているかもしれません。
この記事では、美容のプロ目線で
・正しい洗顔の手順
・やりがちなNG例
・さらに肌質改善に役立つおすすめケア
まで、わかりやすく丁寧に解説していきます。
正しい洗顔の基本ステップ
まずは、理想的な洗顔の流れを押さえましょう。
1. ぬるま湯で予洗いをする
顔に付着したホコリや皮脂汚れを、いきなり洗顔料で落とそうとするのはNG。
まず32~34度のぬるま湯で、やさしく予洗いをします。
これだけで肌表面の汚れの約7割が落ちるとも言われています。
ポイントは、手のひら全体でやさしくなでるように。
ゴシゴシ擦ると摩擦ダメージの原因になります。
2. 洗顔料はしっかり泡立てる
手のひらでしっかり泡立てることで、摩擦を最小限に抑えられます。
きめ細かく、弾力のある泡を作ることが理想です。
泡立てネットを使うのもおすすめ。
水を少しずつ足しながら、空気を含ませるイメージで泡立てましょう。
3. 泡を転がすように洗う
指で肌を擦るのではなく、泡を肌の上で転がすように。
特に皮脂分泌の多いTゾーン(額、鼻)から洗い始め、乾燥しやすい頬や目元・口元は最後にさっと洗います。
「しっかり落とさなきゃ」と力を入れると逆効果。
やさしく、短時間で済ませるのがポイントです。
4. ぬるま湯で丁寧にすすぐ
洗顔料が残ると、肌トラブルの原因に。
髪の生え際やフェイスラインなど、すすぎ残しが起こりやすい部分も丁寧に流しましょう。
熱すぎるお湯は乾燥を招くため、最初の予洗いと同じぬるま湯がベストです。
5. 清潔なタオルでやさしく押さえる
タオルでゴシゴシ拭くと、摩擦ダメージが発生します。
清潔なタオルを使い、そっと押し当てるように水分を取るだけで十分です。
ありがちなNG洗顔
意外とやってしまいがちな間違った洗顔方法もチェックしておきましょう。
ゴシゴシ洗う
「汚れを落としたい」と思うあまり、力を入れてゴシゴシ洗うと、
肌表面のバリア機能を壊してしまい、乾燥・赤み・敏感肌を引き起こします。
洗顔はとにかく「やさしく」が鉄則です。
熱いお湯で洗う
寒い季節など、つい熱いお湯で洗顔してしまう人も多いですが、
皮脂を取りすぎてしまい、乾燥や肌荒れの原因になります。
体感で「ぬるい」と感じるくらいの温度がちょうどいいです。
泡立て不足
泡が少ないまま洗顔すると、指と肌が直接こすれ合い、
摩擦によるダメージが蓄積されていきます。
特に乾燥肌・敏感肌の人は、泡立てネットを使ってしっかり泡立てる習慣をつけましょう。
洗いすぎ
朝晩2回の洗顔が基本ですが、
「皮脂が気になるから」と何度も洗うのはNGです。
必要な皮脂まで奪ってしまい、逆に皮脂分泌が過剰になる場合も。
正しい頻度で、適切な洗顔を心がけましょう。
肌質別・洗顔のポイント
肌質によって、洗顔のポイントも少し変わります。
乾燥肌
・洗浄力の強すぎない洗顔料を選ぶ
・朝の洗顔はぬるま湯のみでもOK(乾燥が気になる場合)
脂性肌
・皮脂や毛穴詰まりを意識して、泡立てをしっかり
・朝晩の洗顔で余分な皮脂をコントロール
敏感肌
・低刺激処方の洗顔料を使用
・すすぎをしっかり、でも時間をかけすぎない
洗顔後にやるべきスキンケア
洗顔が終わったら、すぐに保湿ケアをしましょう。
洗顔後の肌はとても乾きやすく、3分以内の保湿が理想です。
・化粧水で水分補給
・美容液で必要な栄養成分をプラス
・乳液やクリームで水分を逃がさないよう蓋をする
この順番でケアすることで、洗顔後の肌をしっかり守れます。
まとめ|
洗顔を見直すだけで、肌は変わる
洗顔は、毎日の積み重ねが肌に大きな違いをもたらします。
やり方をほんの少し変えるだけでも、肌の調子がグンと良くなることも珍しくありません。
・「泡で洗う」「ゴシゴシしない」「ぬるま湯で流す」
・「朝晩の適切な洗顔」
・「洗顔後すぐの保湿」
これらを意識して、今日から正しい洗顔を習慣にしていきましょう!
きれいな素肌は、正しい洗顔からはじまります。