紫外線・湿気・冷房ダメージに負けない髪の守り方

季節の変化に負けない「髪の防御力」をつける方法

春から夏にかけて、私たちの髪は目に見えない“環境ダメージ”にさらされ続けています。紫外線による乾燥、湿気によるうねり・広がり、そして冷房による水分の蒸発。どれも毎日の生活の中で避けられない影響です。

でも、正しい知識とケアを取り入れることで、これらのダメージを最小限に抑えることができます。

本記事では、美容師として現場で数多くの髪の悩みに向き合ってきた筆者が、紫外線・湿気・冷房の3大ダメージから髪を守る方法を徹底解説します。

紫外線ダメージ|髪も日焼けするって知ってた?

髪が受ける紫外線の影響

顔や肌に日焼け止めを塗るように、髪も紫外線から守る必要があります。実は髪の毛は肌の3〜5倍の紫外線を浴びているとも言われています。

紫外線によって起きる主なダメージは以下の通り:

キューティクルの損傷 → パサつき・枝毛 髪内部の水分・タンパク質の流出 → 弱くなる ヘアカラーの褪色が早くなる

対策法

UVカットスプレーを髪にも使う → 朝のスタイリング後にさっとスプレーするだけでOK。顔用の日焼け止めとは違い、髪専用のものを選びましょう。 帽子や日傘を活用する → 外出時は物理的に紫外線を遮断することが有効。特に分け目部分の地肌は要注意。 アウトバストリートメントで保護膜を作る → UV対策成分入りのミルクやオイルで髪表面を守ることが大切です。

湿気によるダメージ|うねり・広がりの原因は水分バランス

梅雨や夏の時期になると、多くの女性が感じるのが「髪がまとまらない」「うねる」「広がる」といった悩み。

その原因の多くは、髪の内部と外気の水分バランスの乱れです。

湿気で髪がうねるメカニズム

傷んだ髪の内部は空洞が多く、水分を吸いやすい 湿気を吸うことで髪の繊維構造が膨張・変形 結果として、うねりや広がりが発生

対策法

補修力の高いトリートメントで内部を整える → ケラチン・CMC・アミノ酸などの成分配合のトリートメントで髪の内部を補強し、水分の侵入を防ぐ。 スタイリング前に“湿気ブロック系”のヘアオイルやミルクを使用 → 湿気から髪を守るタイプのアウトバスアイテムを選ぶと、持続力がアップ。 髪の乾かし方を工夫する → ドライヤーは根元から毛先に向かって風を当て、最後に冷風でキューティクルを引き締めることで、湿気に強い髪を作る。

冷房ダメージ|乾燥の意外な原因は室内にあった!

エアコンが効いた部屋に長時間いると、肌だけでなく髪も乾燥してしまいます。特にオフィスワークや自宅で冷房を日常的に使う方は要注意です。

冷房による髪の乾燥症状

毛先がパサつく 静電気が起きやすくなる 髪がぺたんこ・ハリがなくなる

対策法

こまめな保湿ケア(アウトバストリートメント) → 特にミストタイプの保湿アイテムは日中でも手軽に使え、髪にうるおいを与えられます。 加湿器の活用 → 自宅や職場で加湿器を置くだけでも、髪の乾燥を防ぐ効果が期待できます。 飲み物で体内からの水分補給も忘れずに → 体が乾燥していると髪も乾きやすくなるため、1日1.5L〜2Lを目安に水分補給を心がけましょう。

季節の髪悩みに強くなる「習慣の力」

日々のヘアケアで大切なのは、「ダメージを受けたあとに慌てて補修」ではなく、毎日少しずつ“守るケア”を積み重ねることです。

毎日のルーティンに取り入れたいこと

朝:UVカットスプレー + ブロー仕上げ 日中:乾燥を感じたらミストで保湿 夜:補修力の高いトリートメントとドライヤー冷風仕上げ 週1回:集中ヘアマスク or サロンでの髪質改善メニュー

まとめ|髪の“防御力”を高めて美髪を守ろう

紫外線・湿気・冷房という季節特有のダメージから髪を守るには、**「攻めるより守る」**ケアがカギ。外部環境に負けない髪づくりには、毎日の積み重ねが欠かせません。

美容室での定期的なプロケアと、正しいセルフケアを併用することで、髪の悩みはグッと減らすことができます。

これからの季節に向けて、ぜひ今日から「髪の守り方」を見直してみてください!

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